秋のニキビ肌
秋になるとニキビが出来やすくなる人がいます。
本来、汗や皮脂の分泌が盛んな夏にニキビが悪化する人が多いのですが、暑さが収まってくる頃からニキビが悪化し始めるのです。
秋は、夏の気温が高い季節から、徐々に気温や湿度が低下してくるため、肌の状態も夏とは変わってきます。
2010年の夏は、平均気温が平年より1.64度高く、1898年に統計を取り始めてから一番暑い夏だったようです。
梅雨明け以降、9月になっても猛暑日が続いていますが、今年のように暑く、大量に汗をかくような時には、肌の状態が崩れやすくなります。
汗は、蒸発するときに体から気化熱を奪って体温を下げる働きがあるのですが、同時に皮膚表面から水分が蒸発するときには、角質内に含まれている水分も一緒に蒸発しやすくなります。
冬に良く経験することですが、唇が乾いた時に、唇を舐めて湿らせると、濡れている間は良いのですが、また乾いてくると、湿らせる前よりも唇が乾いてしまします。
これは、唇の粘膜から水分が蒸発するときに、粘膜内の水分も一緒に蒸発してしまう事でおきるのですが、肌から汗が蒸発する時にも同様の事がおこります。
肌からの汗の蒸発が繰り返されると、角質内の水分も一緒に蒸発して、角質が乾燥しやすくなります。
ただ、気温が高いうちは、同時に皮脂の分泌も盛んですから、乾燥した角質の上を皮脂が覆っていて、肌の乾燥には気付きにくいのです。
しかし、秋になって、徐々に気温が下がってくると、皮脂の分泌も少なくなり、乾燥した角質の状態が気になり始めます。
肌の一番外側の角質が乾燥すると、肌の健康な状態が崩れ、本来、皮脂分泌が盛んなときに出来るはずのニキビが、皮脂の分泌が少なくなってくる秋口から悪化してしまうこともあります。
